社長ブログ

ブログ内検索

2006年04月26日 河川附近地

20060426-1.jpg

信州新町の犀川沿岸のようす(H18/4/24撮影)
 ところで、長野県の場合、河川に隣接する地域を河川保全区域(河川法)として指定。その範囲は、河川区域境界より18m以内(注)としています。ではなぜ18mなのでしょうか。
 昔、旧河川法施行法に河川附近地制限令(明治33年勅令第300号)がありました。
下記文献によれば
「河川保全区域という言葉は,新法によって設けられたものですが,旧法時にはこれに類似したものとして"河川附近地"の制度がありました。・・・旧法時,河川附近地は一般的に河川区域の境界から18m(10間)〜20mが指定されていて,これが現在の河川保全区域として運用されています。」
 18mの根拠は10間だったのですね。旧河川法は明治29年にできた法律ですので納得。
河川法第26条では、堤防内である河川区域内に建物を建てる場合、河川管理者の許可、河川保全区域内は届出が必要。実務上、河川区域内(堤防内)には流水を妨げるものは一切許可されません。たとえ、資材置場でも。ただ例外はあるようですが。古い建物が河川区域内においてまれに見られますが、旧河川法時代のものでしょう。

(注)「河川附近の土地の区域の決定」昭和40年3月31日告示第115号
河川法準用令(明治32年勅令第404号)第1条第1項の河川に認定した河川の沿岸、沿堤及び河川附近の土地の区域を、次のとおり定め、大正12年長野県告示第308号(河川法準用ニ係ル河川ニ於ケル沿岸、沿堤及河川附近ノ土地区域)の全部は、この告示により改められたものとする。
1 沿岸土地 河川敷線から18メートル以内の土地
2 沿堤土地、堤内堤敷線から18メートル以内の土地
ほか省略
 ちなみに現在の河川法54条3項では、河川保全区域を河川区域の境界より原則50m以内と規定。
文献:河川管理行政実務研究会編著「改訂2版河川管理の実務」大成出版社220,221p

この記事へのコメント

書き込んでいただいたコメントは、管理者の確認後に公開させていただきますので、ご了承下さい。

お名前
E-MAIL(非公開)
URL
タイトル
コメント
  投稿キー    [キー入力]
 
迷惑書き込み防止のために投稿キーを設定しています。
投稿キーはk9heです。上記の「投稿キー」にご記入下さい。