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2006年07月03日 典厩寺

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典厩寺(曹洞宗)のようす。
 長野市篠ノ井杵渕にある典厩寺には、東洋一と言われる閻魔大王が安置されているほか武田信玄の実弟、典厩信繁公の墓があります。
 信繁は信玄より4歳年下。信玄の補佐役として活躍し家中の人望が高かったそうです。
 父信虎は、武田家を信繁に継がせようとしたにもかかわらず、兄の信玄はそれを不問にふしたわけですから信玄の度量の大きさを感じます。なぜなら源頼朝・織田信長・徳川家光の弟に対する仕打ちは有名ですから。
 信繁は第4次川中島の合戦で戦死、この死は信玄にとってたいへんな悲しみだったでしょう。信玄の小姓役であった真田昌幸は、信繁の武勇に深く感じたこともあり次男に信繁(幸村は俗名)と名付けています。
 ここには川中島合戦記念館もあり、信玄自画像、徳川家康書状、真田幸貫公自画賛、川中島合戦三百年祭文、鎧の下着等多くのものが展示してあります。この中で驚いたのが、武田家の火縄銃(重さ16kg)、長さ175cmとずいぶん長く使うのはたいへん。それと、上杉謙信公が陣頭で使った指揮鉄扇、これは鉄製で重そう。本陣をかたづける家来が忘れていったものでしょうか。
 
 ところで、寺に隣接する駐車場の地目認定は難しい面があります。現況地目が境内地か雑種地かによって課税面(固定資産税、相続税等)に大きな影響を及ぼすこともあるからです。例えば、雑種地のほうが境内地より固定資産税評価額ははるかに高いのが一般的でしょうから駐車場も含め境内地と一体地としたいのが世の常。特に個人所有は。
この境内地とは?
 不動産登記事務取扱手続準則第68条十三で下記のとおり規定。
「境内に属する土地であって、宗教法人法第三条第二号及び第三号に掲げる土地(宗教法人の所有に属しないものを含む)」
 名義が宗教法人でなく個人でも関係ないようです。
 また、宗教法人法第3条は下記のように。
(境内建物及び境内地の定義)
第三条  この法律において「境内建物」とは、第一号に掲げるような宗教法人の前条に規定する目的のために必要な当該宗教法人に固有の建物及び工作物をいい、「境内地」とは、第二号から第七号までに掲げるような宗教法人の同条に規定する目的のために必要な当該宗教法人に固有の土地をいう。
一  本殿、拝殿、本堂、会堂、僧堂、僧院、信者修行所、社務所、庫裏、教職舎、宗務庁、教務院、教団事務所その他宗教法人の前条に規定する目的のために供される建物及び工作物(附属の建物及び工作物を含む。)
二  前号に掲げる建物又は工作物が存する一画の土地(立木竹その他建物及び工作物以外の定着物を含む。以下この条において同じ。)
三  参道として用いられる土地
四  宗教上の儀式行事を行うために用いられる土地(神せん田、仏供田、修道耕牧地等を含む。)
五  庭園、山林その他尊厳又は風致を保持するために用いられる土地
六  歴史、古記等によつて密接な縁故がある土地
七  前各号に掲げる建物、工作物又は土地の災害を防止するために用いられる土地

 境内地に隣接する土地の現況及び利用目的が駐車場だと不動産登記上、雑種地に認定されてしまう可能性が高いでしょう。登記地目が雑種地であれば課税上も同様に扱うと思います。
 でもお寺に行って駐車場がなかったら墓参りに困ります。お寺によっては参道内に駐車場がある場合も。地目認定は、この辺の判断がなかなか難しい?
参考文献:典厩寺案内パンフレット、松代文化財ボランティア著「城下町 松代」ほおずき書籍、株式会社主婦と生活社編「戦国武将ものしり辞典」(株)主婦と生活社、別冊歴史読本「戦国・江戸真田一族」(株)新人物往来社
荒堀稔穂編集代表「Q&A表示登記の実務(中)」日本加除出版(株)

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