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2006年09月13日 クズの威力part4

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 まるでクズ林のようで杉の木も肩身が狭そう。昔、杉林は大切にされ、クズがこんなに繁茂することもなかったでしょう。
 長野県統計書によると長野県林業の素材生産量の統計数値は以下のとおり。
素材生産量の推移(単位:千立方メートル)
昭和36年:素材総数2,186、針葉樹総数1,728、スギ245、ヒノキ171、広葉樹総数460
昭和45年:素材総数1,668、針葉樹総数1,100、スギ107、ヒノキ250、広葉樹総数568
平成 5年:素材総数562、針葉樹総数457、スギ47、ヒノキ140、広葉樹総数105
平成10年:素材総数375、針葉樹総数320、スギ43、ヒノキ101、広葉樹総数55
平成15年:素材総数245、針葉樹総数229、スギ33、ヒノキ69、広葉樹総数16
 ここ10年間(平成5年〜15年)は素材総数▲56.5%、針葉樹総数▲49.9%、スギ▲29.8%、ヒノキ▲31.7%、広葉樹総数▲84.8%と極端な減少。特に広葉樹総数、つまりナラやブナの減少が目立ちます。わたしの推測ですが家具用材としてよく使われる広葉樹の減少は輸入家具のせいかもしれません。最近暖炉をつける家が増加しているものの薪になるナラの需要は全体からすればわずかなものなのでしょう。ただ素材総数の減少率に比べ、スギやヒノキの減少率が少ないのは土木建築用材の根強い需要おかげかも。
 古本屋で見つけた昭和42年及び46年版長野県統計書を見ると時代の流れを感じます。特に昭和36年はわたしの生まれた年、このころ製材業は盛んだったことがよくわかります。
 ちなみにヒノキは雪に弱いので長野県北部の山間部にヒノキ林は見られません。どこにでも植林できるものでもなく地域の気候が適していないのでしょうね。
引用・参考文献:長野県企画局情報政策課編「昭和42・46年・平成9・12・15年版長野県統計書」長野県統計協会

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