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2006年09月20日 そばの収益性

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 山ノ内町山間集落のそば畑。すっかり季節の風物詩に。
 ところでそばの収益性はどうなのでしょうか。個人的に稲より収益性がいいような感じさえします。
下記文献によると
<収益性>
水稲個人(規模7ha,主要生産物:水稲 副生産物:小麦・大豆)の農業所得率28.4%
そば集団(規模30ha,主要生産物:そば 副生産物:大豆)の農業所得率15.6%

 規模にもよるでしょうけど統計的なそばの農業所得率(収益−経費=収益性)は意外と低いのですね。

 次に収益と経費の内訳を検討してみます。
<収益>
水稲個人は主産物収量が多い、つまり米がたくさんとれ生産物収益が多い。ところがそばは量がとれないので生産物収益が少ない。確かにそばはあまりとれなさそう。
<経費>
 両経費内訳で大きい割合を占めるのが農機具償却費、賃借料、小作料、種苗費、肥料費等、確かに耕運機や脱穀機のような機械類の償却費は仕方ないでしょう。
 ところが、水稲の農薬費は結構かかっているのに比べそばは病気に強く農薬費ゼロ。つまり、やせ地にほったらかしでも育つことでしょうか。そうなると遺伝子組み換えのそばを作る必要がなさそうです。
 自家栽培であったなら賃借料や小作料はいらないはず。そう考えていけば統計的な経費より実際は少なくてすむことも。空いている農地にそばを栽培する理由も納得がいきます。

 今、山間農業は後継者不足や従事者の高齢化で次々にやめていく時代。そばの収穫量は少ないですが手間のかからないこともあって栽培する人が増えているのかもしれません。それとわたしの事務所ではそば茶を愛用、これも要因かも。
 収益性ばかりを追い求めるのが農業ではないのかもしれません。

引用・参考文献:長野県農政部農業技術課編「農業経営指標平成16年版CD-ROM版」

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