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2006年10月24日 関田峠

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 長野県飯山市と新潟県境にある関田峠(海抜1118m)付近、ここは上杉謙信公が川中島の合戦で通った所。飯山市温井地区には飯山藩の関所が置かれ、魚や塩の物資運搬等新潟県との交流が盛んだったようです。この辺一体は関田山脈、超豪雪地帯と知られ、謙信公も冬は通れなかったくらい。
 飯山市北部地方ではなだれ危険箇所に指定されているところもあり、日本雪氷学会の「日本の雪崩災害データベース」では飯山市だけで明治時代3件なだれによる事故が起きています。
http://www.argos-net.co.jp/nadare_bunkakai/nadare_db/
 この地方では屋根の雪下ろしを雪堀りといいます。屋根くらい雪が積もるので降ろすのではなく掘る感じなのでしょう。
 ところでスキー場は別として雪は人にとって害だけなのでしょうか。飯山市誌には雪の利点が紹介されています。
 「雪は魔物とされ古来人間生活に害を及ぼしてきたが、害だけで何の利点もなければ雪の降る地方へは人が住みつかなかったであろう。まず、大きな利点として考えられるのが灌漑用水である。・・・飯山地方は昔から稲作の適地として栄えてきた。稲作りにはどうしても水が必要である。土地より低い千曲川は排水に使えても灌漑には使えない。この広い土地をうるおしたのは関田山脈や高社山より湧いて流れ出る河川の水である。関田山脈は平坦地より距離も短いのに水量が多いのは雪解けの水のおかげである。また茶屋池をはじめ野々海池、桂池、中古池、沼ノ池、大池、北竜池ともに灌漑の用水池である。いわば雪の自然のダムの働きをしているのである。」と記述。
 雪の自然のダムという表現はいいですね。米作りは水によって決まるというくらい水は重要な働きをしていて冷たいのがいいようです。また、関田山脈から南方にある鍋倉山にはブナの大木や原生林が多く見られ、米作りに間接的に影響(栄養分)を与えているようです。
 うまい米にはいい水が必要なのもわかります。ただ11月頃から雪が降るので地元の人はたいへんでしょう。
参考文献:飯山市誌、川崎史郎・小林敬一著「峠で訪ねる信州」信濃毎日新聞社

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