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2006年11月06日 化石湖

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 野尻湖(信濃町)西側付近にあるナウマンゾウ親子のモニュメント。一瞬本物?のように見えました。
 この野尻湖周辺は言うまでもありませんが氷河期にいたナウマンゾウ・オオツノジカの骨や狩りに使った旧石器時代の石器や骨器がたくさん発掘されています。その時代、氷河期だったとは何か信じられません。
 この辺は埋蔵文化財包蔵地の仲町遺跡(長さ1km・幅200m)にあり今は広大な水田地帯ですが、太古の昔は野尻湖の一部だったようです。昔から湖の近くは人が住みやすく、埋蔵文化財包蔵地に指定されていない場所、つまり包蔵地外でも新たに遺跡の発見されることが多いので不動産の調査には気をつける必要があります。
 信濃町誌によると「この地方にはかつて湖沼であったと思われる所が多い。これら湖沼の遺跡、すなわち化石湖と思われるものをひろってみると、富士里・仁之倉方面にひらけている盆地、古間の町区、古間駅から荒瀬原方面にのびる盆地、古海盆地、本道盆地、針ノ木盆地、大久保盆地などがある。特に古間、古海などは古沼、古湖の転訛(てんか)である。古間町区の西側の崖には亜炭の層が見出されることからも、それと容易に推測できるのである。・・・野尻湖もかつてはいまの野尻湖より西側にかけて、相当に広く大きな湖沼であったものが、そのほとんどが化石化して、今は西田圃(たんぼ)となっている。」と説明。
 前々から古海という地名はどうして海がつくのだろうと疑問に思っていました。湖だったのですね。化石湖というと何か興味がかき立てられますけどただの水田地帯、何かわかりやすい跡があると観光地?になるかも。県内各地に海という字がつく地名、例えば小海町、旧佐久町海瀬がありますけど湖が関係しているのかもしれません。
 また、下記文献(野尻湖の自然と人間)によると「野尻湖文化は約2万年前までつづきましたが、当時は現在より5°C以上平均気温が低い氷河時代であり、また黒姫山などが大噴火をくりかえしていた時代ですので、人々はたいへんきびしい自然環境のなかで生活していたことがわかります。」と記述。
 広い湖にナウマンゾウやオオツノジカがたくさん集まり、それを狩る人間がいて氷河期に「野尻湖文化」を形成していたそうですから何か漫画「ギャートルズ」を思い出してしまいます。この漫画知っている方は40才以上?。
 このモニュメントのナウマンゾウ、肩の高さ約2.8m前後の巨大な動物。動物園の象と一緒で見るのはいいですが狩るのはたいへんだったことでしょう。
引用・参考文献:信濃町誌、「野尻湖の自然と人間」信濃町立野尻湖博物館編集・発行

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