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2007年10月17日 ハンノキ

 前日、フォレストミュージアムに生えていたハンノキ林。この木は湿地帯に多いそうです。まったく知りませんでした。子供の話ですとハンノキというと人の名前(ゲド戦記の影響みたい)を指すようです。

20071017-1.jpg

 下記文献(緑化樹木ガイドブック)によると日本全国に生育可能で公園・緑地に植えられたり、砂防樹や土留樹としても利用されているとのこと。
 下記サイトによるとハンノキからは良質な炭ができ、昔はよく伐採され、燻製(くんせい)の燃料としてもミヤマハンノキは重宝されたそうです。
植物雑学事典
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/specieslist.htm
 それにハンノキは肥料木としての役割がありました。
 百科事典ウィキペディアによると「肥料木(ひりょうぼく)とは、土壌の形成に貢献する先駆樹木のこと。(略)多くの場合は先駆樹種として植栽に用いるものであり、森林が形成される最終局面では自然侵入してくる樹種にバトンタッチし、消えて行く運命にある。はげ山や土砂災害発生地、海岸線付近の土壌の薄い土地などでは、一般の樹種を植栽しても活着が期待できない。そこで先駆樹種として肥料木を植栽し、地味の向上を図りながら森林状態へ移行させる。(略)
肥料木は土壌が形成され、スギやコナラといった一般的な樹種が侵入してくると、次第に被圧され衰退していくのが普通である。」
 早くに進入してきて後進に道を譲るような立派な樹木でした。いろいろな役割があるものです。
 それにハンノキは米作りと関係が深い関係が。昔はハンノキをはぜかけ(稲架木・稲木)によく使ったようですし、下記の俗信(葉っぱでおぼえる樹木より引用)があることからもわかります。
「ハンノキの花多き年に不作なし」「ハンノキの実の多い年には米がよくできる」
 おそらく水田脇に生えていて便利だったのでしょう。今の時代、ほ場整備された水田地帯を見ると木が生えていたなんて何か信じられませんが。
 湿地帯に生える木は、稲と同様に水に敏感なのかもしれません。その年のハンノキを観察すると気候状態がわかるような気がしてきました。
参考文献:財団法人日本緑化センター・社団法人日本植木協会編「緑化樹木ガイドブック」財団法人建設物価調査会、濱野周泰監修「葉っぱでおぼえる樹木」柏書房、市川健夫著「信州学大全」信濃毎日新聞社

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