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2007年10月22日 凍りそば

 信濃町のそば畑(2007/9/10撮影)から。一面のそば畑に思わず車を止めてしまいました。

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 長野県には諏訪地方の凍(し)み豆腐、凍み大根、寒天など冬の寒さを利用した乾燥食品が多くみられます。寒天作りに飯山地方の人が諏訪地方へ出稼ぎに行く時代もありました。私は特に寒天を見るとそんな時代があったことを思い出します。
 地域特有の特産物には、生産者の苦労や知恵が感じられます。その中で信濃町では、主婦グループが昔あった凍り蕎麦(そば)を復活させています。
http://allabout.co.jp/travel/travelshinshu/closeup/CU20030410A/index2.htm
 文献(信州学ノート)によると「柏原の名物に凍り蕎麦があった。ゆでた手打ちそばを屋外に出して凍らせ、乾燥させたものである。これは熱湯の中に入れると、直ちに食べられるインスタント食品である。1876年(明治9年)の『長野県治要覧』によると、凍り蕎麦の産地として、柏原・戸隠両村があげられている。1900年の『長野県農会報』にはその製法が載せられている。第二次大戦前まで柏原の凍り蕎麦は、東京では中元商品に用いられ、在アメリカの邦人用として輸出されていた。戦後、ロスが二割におよぶことから生産が中止されていたが、最近婦人会のそば研究グループが、凍り蕎麦の生産を再開し、町の特産品として高い評価を得ている。柏原では蕎麦御飯が炊かれるなど、柏原のそばの食文化は全国的にみて高い。」と記述。
 インスタント食品はラーメンだけではありませんでした。伝統的なインスタント食品があったのですね。でも今の時代でしたら味を追求したり、手頃な値段にしないとだめかもしれません。単にそばをインスタントにしただけでは。
 昔に消滅した食品が今見直されているのは不思議な感じ。生産性や効率性だけではないことがわかってきたからでしょうか。
 参考までに「ひば」と呼ばれる物があり、何かインスタントラーメンの具に似ていますね。
 文献(信州学大全)に「単に乾燥したものに、干葉(ひば)がある。これは漬菜を乾燥したもので、夏に至るまで水でもどして、焼き餅や味噌汁の具に用いられている。」と。
引用参考文献:市川健夫著「信州学ノート」42p社団法人信濃教育会出版部、市川健夫著「信州学大全」729p信濃毎日新聞社
参考サイト:長野県の食
http://www.janis.or.jp/shokunounet/syoku/syoku02.html

この記事へのコメント
Re:凍りそば by モリノブ

 蕎麦畑が広くて驚きです。こちらにも蕎麦畑はありますが、小規模ですね。凍り蕎麦とは面白そうですね。昔からの特産物が、これからスポットを浴びそうな気がします。我が家も最近蕎麦に興味を持ち始めています。

モリノブ様 by 内藤

そばは短期間で育つためか昔は二毛作が多かったそうです。農薬もいらずに立派に育つのでたくましく。特産物は値段との戦いかもしれません。

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