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2007年11月07日 研究成果

 今日は私の執筆した雑誌が発売されたのでその宣伝です。
 写真左は「NO.27 Evaluation」プログレス発行・1575円
 この中で「土砂災害防止法と鑑定評価上の留意点(下)」を執筆しています。今回は警戒区域と特別警戒区域の減価率について独自の考えをまとめています。土砂災害防止法は新しい法律のためよく知られていませんが、実務上いろいろ検討すべきことがあるので不動産鑑定士の立場から研究してみました。専門家のみを対象としていますので素人の方はぜんぜんわからないでしょう。
 私の師匠である亡大河内先生は、「不動産鑑定士は自分の考えや研究を発表し世に問うべきだ。不動産鑑定は実践理論なのだから」と日頃言ってました。20代の頃「そうはいっても書けないよ」と心の中で思っていましたが、40代に入る頃に意味がやっと理解でき、やってみれば書けるようになりました。年配者の意見や言葉が理解できる年齢になったのかもしれませんけど。
 この論文では建築ソフトのJW-CADがとても勉強になりました。不動産鑑定士の畔上氏からいろいろ教わり、なんとか自分でも描けるように。これを習っておくと応用が利きます。例えば収益還元法の想定建物や開発法の想定マンションなどなど。日影規制の機能も充実していて。それに想定建物内の間取り(杭・柱の配置、階段の位置、レイアウト等)は結構悩みました。実際、やってみることがいいのでしょう。
 一応予定では再来年に本を出す予定にしていますが、なかなか前途不明(今執筆10%程度)で。

20071106-1.jpg

 ついでに写真右は黒沢泰著「特殊な画地・権利と物権調査のすすめ方」プログレス発行、3990円。
 この書籍も発売されたばかりで120pに私もちょこっとだけ登場しています。こんな立派な本なのに載せていただいて感謝、感謝。
 黒沢氏は私と不動産鑑定士の同期であり、親しくさせていただいている知人でもあります。私は黒沢氏の執筆されている本や論文に刺激を受けて書き始めた経緯があります。人間、刺激を受ける人がいることは感謝すべきことかもしれません。
 黒沢氏は、今回水路占用、地役権、道路等に係る特殊画地と権利に着目し、いろいろな形態と制限を実例的にまとめています。また、所有権や抵当権の登記記載事項に係る記述があり、やや複雑な事例をわかりやすく説明していて専門家も参考となります。
 特にこの業界において特殊画地の分野は研究が遅れているだけに、氏の研究熱心さと分析能力には恐れ入ります。私の座右の一冊になることでしょう。 

この記事へのコメント
Re:研究成果 by モリノブ

"不動産鑑定士は自分の考えや研究を発表し世に問うべきだ。不動産鑑定は実践理論なのだから"この師匠の言葉すごいですね。
 真摯なものを感じます。

モリノブ様Re:研究成果 by 内藤

世に問うことは間違いや誤りも指摘され、それだけたいへんなことかもしれません。前に、こうやってるのも自分が案外楽しんでいるからと気づきました。それに勉強になりますし。天国で師匠と会話ができそうです。

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