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2007年11月20日 地すべりの地割慣行

 長野市七二会(なにあい)平出地区(11/19撮影)より。ついでに近くの神社にお参りしたのでいいことがありそうです。
 昨日山のほうは雪、野沢温泉村では30cmの積雪がありました。知人は朝、あわてて車をスタッドレスタイヤに履き替えたそうです。例年より暖かい日が続いていただけに天候の急変はわからないものです。

20071120-1.jpg

 七二会地区は地すべり防止区域や箇所が多く、13箇所・563.44ha(1989年・長野市誌による)が指定されています。地すべりは見た目全くわからず、ただの斜面にしかすぎませんが、豪雨のときに暴れることがあります。
 長野市誌によると「昭和20年(1945)十月豪雨のため地すべりを起こした。定谷の西斜面に林をなしたけやきも根こそぎすべりだし、なかには周囲1.5mの大木が引き裂かれたものもあったという。谷原では17ha、定谷は数haの荒廃地となった。」と記述。
 周囲1.5mの大木を引き裂くとありますから恐ろしいものです。
 それに珍しいのはこの地区に地すべりの地割慣行があります。
 同市誌によると「地すべりが起きると耕地の所有位置によって面積に不公平ができてくる。ここでは昔から谷原に「割り上げ岩」(大岩)という不動の岩がある。この岩を基準に測量し、耕地の再分割をしている。土尻川沿いには地すべり地が多いが、このような地割慣行のあるところはほかにはないという。」と記述。
 河川の地割慣行はブログに載せたり、寄稿文として社団法人長野県不動産鑑定士協会のサイトに掲載してありますので知っていましたが、地すべりの地割慣行もありました。
 以前、これをもうちょっと分析してみようと不動岩を見たり、公図をとったりしましたが、中断のまま。何かの機会にまとめようと思います。
引用参考文献:長野市誌第八巻826p
<追記>
 関係者の方々、機関誌(鑑定しなの)に掲載予定の寄稿文(題名:土砂災害防止法と安全な土地)の原稿が遅れて申し訳ありません。ブログ掲載をちょっと中断してこの仕上げしますのでしばらくお待ちください。

この記事へのコメント
Re:地すべりの地割慣行 by ルン

七二会(なにあい) って、オモシロイ名前ですね。
何かいわれがあるのでしょうが、ご存知ですか?

あと、
「地すべり」 と 「ただの斜面」 との見分け方はムズカシイのでしょうか?

ルン様Re:地すべりの地割慣行 by 内藤

書き込みが遅れて申し訳ございません。うっかりしてました。
七二会は七つの村と二つの村が合併してできたもので大字名も七二会甲、乙、丙、丁、戊とあり、地名としては変わっています。地すべりとただの斜面との見分け方は通常だとわかりませんが、地すべり面には樹木が生えていなかったり、低木だったりします。目に見えないところで移動してますので木の根がやられて樹木があまり育たないようです。それに地すべり面には地下水が豊富なのも特徴かもしれません。あしからず。

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