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2008年02月17日 一茶の生涯20

 長野市中曽根(2008/1/13撮影)から。ここからの景色は気に入っていて。

20080216-2.jpg

 一茶シリーズもいつのまにか20回目に。もう飽きた人がいるでしょうけど、もうちょっと続けます。
 今回は私の気に入った句を。解釈は私の思ったままに。
「あまり鳴(ない)て石になるなよ猫の恋」(七番日記)
「はつ雁も泊るや恋の軽井沢」
 恋という言葉は昔からあるのですね。考えてみれば当然でしょうけど。
「山里は汁の中迄名月ぞ」(七番日記)
 句そのままの感じ。
「あの月をとってくれろと泣く子哉」(七番日記)
 背負っていた自分の子供がだだをこねたような句でしょうか。一茶は、自分の子供(5人)が次々と夭折していったので涙したかもしれません。
「はつ雪やといへば直に三四尺」(七番日記)
 これは雪国の人の実感でしょう。初雪だと思っていたら三四尺(0.9〜1.2m前後)直ぐに積もってしまい、うっとうしい気持ちになるのが。
 それに下の句。
「手拭(てぬぐひ)のねぢつたままの氷哉」(文政句帖)
 冬のお風呂上がりに絞っておいといた手拭いやタオルが氷ることはよくあります。まさしくこんな感じでしょう。
 不思議なもので一茶の句集を読んでいると時間を忘れます。
引用参考文献:
校注者丸山一彦「新訂一茶俳句集」株式会社岩波書店、校注者小林計一郎・丸山一彦・宮脇昌三・矢羽勝幸「一茶全集/第一巻」信濃毎日新聞社、矢羽勝幸著「一茶大事典」株式会社大修館書店

この記事へのコメント
Re:一茶の生涯20 by ルン

「はつ雪やといへば直に三四尺」
「手拭(てぬぐひ)のねぢつたままの氷哉」

雪国のきびしさ、大変さを感じさせられます。

「あまり鳴(ない)て石になるなよ猫の恋」も、解かるような解からないような魅力的ね句ですね。

ルン様Re:一茶の生涯20 by 内藤

実際、お風呂に入るときの寒さを身にしみます。早く入らないと身も心も凍るような。猫のさかりをうるさいと言わないところが俳人らしいような気がします。

Re:一茶の生涯20 by モリノブ

 一茶の句を見ていて、サザエさんの長谷川町子さんの、センスと似たようなものを感じます。人の心の一瞬を捉える天才技でしょうね。
 前回のもそうですが、思わず見とれてしまう風景ですね。とっても澄み切った写真です。

モリノブ様Re:一茶の生涯20 by 内藤

言われてみればサザエさんの四コマ漫画のようなところがあります。私の知人で人の特徴をつかむのが天才的な人がいます。思わずなるほどと。一茶にはそういうところがあります。
ここの風景、ほめていただいてありがとうございます。この辺、地すべり地帯でもあり、下のほうでは明治時代まで石油が出ていました。今もほんのわずかに川へ流れ出ているようです。

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