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2008年02月18日 一茶の生涯21

 善光寺灯明祭り(2008/2/15撮影)から。デジカメのマニュアルによる夜間撮影(三脚なし)は難しいですね。撮影時間を微妙に変えてみましたがなかなかうまくいきません。
善光寺灯明祭り
http://www.nagano-toumyou.com/

20080217-1.jpg

 一茶は善光寺に関する句をたくさん作っています。
(七番日記)から。
「暑き夜にらみ合いたり鬼瓦」
「暑き夜を唄で参るや善光寺」
「春風や牛に引かれて善光寺」
「そば時や月のしなのゝ(の)善光寺」
「稲妻や一もくさんに善光寺」
「凍(いて)とけぬうちに参(る)や善光寺」
(八番日記)から。
「はつ雪や雪駄(せった)ならして善光寺」
 詳しくは文献(一茶を訪ねて)をご覧ください。
 字数(下五)からいって作りやすいのかもしれません。俳句の世界ではこういった名詞止めは印象を強くするとか。一茶にはいろいろな名詞止めが数多く見られます。
 たとえば「〜時鳥(ほととぎす)」「〜閑古鳥(かんこどり)」「〜春の雨」など。
 数えてみれば「〜時鳥(ほととぎす)」201句、「〜閑古鳥(かんこどり)」83句「〜春の雨」126句ですから。ちなみに閑古鳥はカッコウの別名。
「声の出る薬ありとやほとゝぎす」
「行灯に笠をかぶせて時鳥」
「古里(ふるさと)は雲の下なり閑古鳥」
「此(この)おくに山湯ありとやかんこ鳥」
「春雨やむだに渡りし二文橋」
「一ツ舟に馬も乗りけり春の雨」
 今だったら季語のコンピューター分析が簡単にできますが、昔は季語ごとに整理したり、分類したりすることはたいへんだったと思います。
 俳句のことはよくわかりませんが、言葉や季語を入れ替えたり順序を変えてみたりしていると何か日本語の勉強になるような、ならないような。
 一茶の句にふれていると自分も俳句をやってみたくなってきました。
引用参考文献:
校注者小林計一郎・丸山一彦・宮脇昌三・矢羽勝幸「一茶全集/第一巻」信濃毎日新聞社、矢羽勝幸著「一茶大事典」株式会社大修館書店、千曲山人著「一茶を訪ねて−一茶と善光寺」文藝書房、金子兜太著「知識ゼロからの俳句入門」幻冬舎
<追記>
次回で一茶シリーズ最終回の予定です。

この記事へのコメント
Re:一茶の生涯21 by モリノブ

 善光寺の句は、牛に引かれてがいちばん有名なのでしょうね。ありきたりのさりげない言葉を使っているように思えるのに、どうして心に響く俳句が出来るのでしょう。不思議です。
 デジカメは暗さに極度に弱いですね。私のが特にそうかもしれませんが、困ります。

モリノブ様Re:一茶の生涯21 by 内藤

昔、小学生の頃、善光寺に牛の置物があって写真をとったことをおぼえています。そのときなんで牛なんだろうと思っていました。
この灯明祭り、参観者が毎年増えています。ちょっと幻想的で。境内で売っている絵ハガキが好評のようで、私も気にいっています。

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