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2008年08月07日 堤塘(続)

蓼科高原(立科町)で出会った霧の通り道。霧にも通り道があるようです。

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 検索キーワードで2位の堤塘(ブログ2006/12/26堤塘)の話。前にも類似の土居敷のことはブログ(2007/4/13・2006/12/25)で記載しましたが、堤塘もあまりなじみがないですね。
 再度、堤塘(ていとう)の意味は文献(境界確認・鑑定の手引)に「防水のために築造した堤防水路の土手のことをいい、公図上、河川や水路の両側に細長く区切られ、無着色または薄墨色に彩色されている。」と記述。
 現在の「堤」のことで要は土手ですね。登記簿上、堤塘は外歩として記載されていることが多く、昔もあまり経済的な価値はなかったようです。
 ところで、昔の登記簿にはどうして畦畔や堤塘のようなものが内歩・外歩として表示されたのでしょうか。これも前のブログ(2007/1/25 内歩・外歩)と重複しますが。
 文献(Q&A表示に関する登記の実務)に[登記記載の表題部の地目欄(地積欄)に「田,内溜池」,「池,外堤塘」等と記載された経緯は,旧土地台帳(土地台帳法は昭和35年法律第14号により廃止された。)が地租徴収の資料として利用されていた当時,1筆の土地全部が同じ地目でなく,一部が異なった地目の場合には,地租徴収に際して主たる地目と同じ税率をもって課税するとすれば公平を欠くことから,土地台帳にこの部分を内歩又は外歩として表示して処理することとされていた。]と記載。
 つまり、田1000屐ζ盞揚100屬世伴尊檗田900屐Ψ揚100屬任垢、1000屬魏歙蚤仂檗田1000屐Τ扱揚100屬世氾1000屬課税対象に。同じ1000屬任皸嫐が違い、畦畔のうち収益性のあるものは内歩、ないものは外歩としては表示したようです。傾斜の急な水田にある畦畔は必然的に面積割合が高くなり収益性が劣るので外歩としたことが多かったのでしょう。
 ところで話は変わりますが、外歩内歩の考え方は現代にも見られます。例えば別荘地の固定評価課税において下記のような運用をしている市町村があるように。
 1筆全体の登記地目:山林 全体面積1300
 内、建物の敷地300屬里澆鯊霖浪歙如 〇弔蝓∋確喇分1000屬鮖確啣歙
 これは1300崛澗里宅地課税になるわけではなく、建物の敷地部分が対象となり、残りはほとんど非課税に近い山林課税になることを意味しています。この宅地部分の範囲をどう算出するのかは自治体によって異なり、建築面積を建ぺい率で割り戻したり、一律面積を対象としたりなどいろいろ。もっとも宅地価格水準が低いと分ける意味が薄れますけど。
 もし現代風に表示するとしたら「別荘地300屐内山林1000屐徊瑤蓮嵎盟饕300屐Τ飴確1000屐廚任靴腓Δ。
引用文献:北條政郎・伊藤暢康・江口滋・名倉勇一郎共著「境界確認・鑑定の手引」用語解説303p,新日本法規、中村隆・中込敏久監修・編集代表荒堀稔穂編集代表「新版Q&A表示に関する登記の実務第2巻」323p,日本加除出版

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