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2008年08月24日 農地信託

津南町大赤沢周辺(2007/8/29撮影)のようす。この辺、秘境で知られる新潟県側の秋山郷になります。

20080823-1.jpg

 地方には農地を耕作できず、そのまま荒地にしているような人が多く見受けられます。私の場合、父から相続した水田は近所の人に耕作をお願いしていますが、畑はほったらかしのような状態に。こういう所有者のことを一般に不在地主と呼びます。
 下記統計によると農地を拡張する人よりもかい廃(他の地目に変更)する人の方が格段に多い結果となっています。要は耕作放棄地が増えていることに。
農林水産省:耕地の拡張かい廃面積累年統計
http://www.tdb.maff.go.jp/toukei/a02smenu1?TokID=F001&TokKbn=C&TokKbnName=%92%B7%8A%FA%97%DD%94N%93%9D%8Cv#TOP
 農地を売買したり、貸し付けたりする農地信託が普及しつつあります。昭和55年に制定された農用地利用増進法が平成5年に農業経営基盤強化促進法に改称され、信託制度が導入されてから増えているようです。今日は農地信託を少し話題に。
下記サイトによると
「1.農地売渡信託等事業
 この事業は、農用地等を売りたいと考えている離農農家や規模縮小農家から、委託を受けて農用地等を売り渡すことを目的とする、信託の引受をおこなう事業です。以下省略」
「2.農地貸付信託事業
 この事業は、農用地を所有していても、自分では耕作できない方(土地持ち非農家や不在村地主)から委託を受けて、農用地等を貸し付けることを目的とする、信託の引受をおこなう事業です。
 農地保有合理化法人は、その農用地等を耕作を希望する担い手などに貸し付けて、小作料収入から経費を差し引いた額を、収益金として委託者に支払うことになります。以下省略」と紹介。
全国農地保有合理化協会
http://www.nouchi.or.jp/outline/outline_81-2.htm
 これは農地の流動化政策の一環。ただ、対象農地は農用地の優良農地に限定されるみたいですから、私の農地は到底無理。今後もこのままの状態(非流動化)が続くでしょう。
農業経営基盤強化促進法
http://www.houko.com/00/01/S55/065.HTM#s2
参考までに
信託原簿の信託条項(文献引用)をご覧ください。貸ビルや貸しマンションの不動産信託とはちょっと違っているところが農地らしいですね。
「信託の目的
一、本信託は、本財産を売り渡させることを目的とする。
信託財産の管理及び処分
一、本信託財産を売り渡す場合の最低売渡価格は、何円とする。
二、受託者は、本信託の目的に従い、本信託財産を売り渡すまでの間、本信託財産を使用させることを相当と認める者に一時無償で本信託財産を貸し付けることができる。
三、省略
四、省略
五、受託者は、本信託の委託者に農業経営基盤強化促進法第四条第二項第二号による資金の貸付けを行っているときは、本信託財産に係る収益金をもって償還を受ける。以下省略
信託終了事由
一、委託者は、本信託財産の管理及び処分第七項の協議が調わなかった場合その他相当の理由がある場合には、受託者の承諾を得て、本信託財産を変更し、又はその全部若しくは一部を解除することができる。以下省略」
引用参考文献:藤原勇喜著「信託登記の理論と実務(改訂増補版)」292〜294p民事法研究会

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