社長ブログ

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2008年09月03日 区分地上権3

 東京の日本橋兜町にある兜神社のようす。写真でもおわかりのとおり首都高速の高架下付近にある神社です。都会ならではの有効利用的な風景かもしれません。
 ここは東京証券取引所の前にあって昔から戦勝祈願する人が絶えません。どうしてでしょうか?
 下記サイトには3つの説を紹介しています。そのうち2番目があるからのような気がします。
「2.前九年の役(西暦1050年代)にて、源義家が奥州征伐に向かう際、岩に兜をかけて戦勝を祈願したことから、この岩を兜岩と呼びようになったとのことです。」
 現代的なところに古風なものがあってミスマッチがいいですね。ここは東京駅から歩いて行ける距離ですので、知らなかった方は一度ごらんになってみればいかがでしょうか。
東京証券取引所
http://www.tse.or.jp/about/history/kabuto/site.html

20080902-1.jpg

 今日は前回に続き区分地上権の話で地下の場合、土地登記はどう表示されるでしょうか。
 なお、区分地上権の登記には”区分”という字はつきませんので、あしからず。
〇地上権設定
平成何年何月何日第号
平成何年何月何日設定
目的:鉄道構築物設置のため
存続期間:鉄道構築物存続期間中
地代:無償
特約:一、設定範囲内は、土地を掘削しまたは形質の変更をしないこと。
一、東京湾平均海面上334.00mの地表面において鉄道構築物にかかる載荷重1屬砲弔4t以下とすること
一、鉄道構築物の維持、保全及び列車運行に支障又は危険を及ぼす恐れのある工作物等の設置並びに土地の形質の変更をしないこと
地上権者:住所 氏名
 地下の場合、特約の土地を掘削しまたは形質の変更をしないことや荷重制限のあるところが特徴のようです。ただ、載荷重1屬砲弔2tとする例があるようで、考えてみれば地下トンネルの上にある保護層が何mあるかによって数値が異なるのは当たり前でしょうか。
 地下の何mラインをトンネルが通っているかによって、地表の土地補償額(注)や地上権の評価額に影響が出てきます。深いほど影響が小さいことは十分予想がつくと思います。
 yahoo知恵袋ですと一般的に1屬砲弔木造住宅は300kgの重さがあるそうですので、もし地下に鉄道があっても写真のような神社や木造住宅の建築は問題ないのかもしれませんね。
(注)損失補償基準要綱
http://www.clearing.mod.go.jp/kunrei_data/k_fd/1962/kz19620629_00000_001.html
(空間又は地下の使用に係る補償)
第20条 空間又は地下の使用に対しては、前条の規定により算定した額に、土地の利用が妨げられる程度に応じて適正に定めた割合を乗じて得た額をもつて補償するものとする。
2前項の場合において、当該空間又は地下の使用が長期にわたるときは、同項の規定にかかわらず、第8条の規定により算定した当該土地の正常な取引価格に相当する額に、当該土地の利用が妨げられる程度に応じて適正に定めた割合を乗じて得た額を一時払いとして補償することができるものとする。
参考文献:香川保一編著「全訂不動産登記書式精義 上」テイハン

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