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2008年09月19日 脱落地(続)

信濃町のそば畑のようす。前のブログ(凍りそば2007/10/22)でも同じところからでしたが、いつ見ても絵になります。

20080918-1.jpg

 検索キーワードの10位が脱落地。
 あらためて脱落地とは、
 文献(改訂里道・水路・海浜)によると「脱落地とは、地所名称区分改定(本書37項)に基づく山林原野や公共用物等の官民有区分なり、社寺地に対する官民有区分の作業を終えた地方にあって、調査の対象から漏れてしまった結果、国有地として国有財産台帳等に登載されることがなく、また公図上官有地である旨明示されることもなく、そうかといって民有地と認定されて地券が発行された形跡もない土地を指す(下戻法1条2項)」と説明。
 注意したいのは、公図上単に地番が表示されていない土地があっても登記があれば脱落地とはいわない点。
 特に法定外公共物には脱落地が多かったようで、当時狭い水路敷や人も通らない里道のようなものは価値なしとしてわざわざ所有権を主張する人が少なかったのでしょう。
 昔、東京の品等のいい住宅地に公図上無地番の土地を見かけたことがありました。長方形のいい画地なのになぜと。当時、登記簿は確認しなかったのでわかりませんが、登記簿と公図の両方に該当地番がなかったら脱落地だったかもしれません。
 ただ、明治時代に作成した和紙の公図を昭和になってマイラー化した際、地番の記入漏れだった可能性がありますので脱落地かどうかの判断は難しいところがあるでしょう。
 脱落地があってもその所有権を証明するのは至難の業、土蔵の中を探していたら明治初期の地券や台帳書き写しが出てきたらいいでしょうけど。
 前に知人の土地家屋調査士から「公共以外で土地の所有権保存登記は生涯でもそうあるものではないよ。」という話を聞いたことがあります。考えてみればどんな土地でも所有者がいるのが当たり前でしょうから確かにそうかもしれないと納得したことがあります。
 仮に山間部山林の脱落地があっても、その価値より表示登記及び所有権保存登記手続費用のほうが確実に高くなりますから困るでしょうね。登記すべきかどうかで。
 ちなみに文献(改訂里道・水路・海浜)には「未定地」なるものまで紹介されています。世の中、いろいろな土地があるものです。
引用参考文献:寳金敏明著「改訂里道・水路・海浜」52p,53pぎょうせい

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