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2008年10月06日 地役権図面

 飯山市瑞穂地区から。写真を写した反対方向には映画「阿弥陀堂だより」の舞台となった「阿弥陀堂」があります。この景色を見てますと土地改良された棚田でも人を癒すセラピー(therapy)のようなものがある気がしてきて。

20081006-1.jpg

 先日、法務局登記所で地役権図面の取り方を職員から教わっている人がいて。私も最初はそうでしたから、聞いていて何か懐かしさがこみ上げてきました。
 特別高圧線下に設定されている地役権ですと通常下記のような登記がされています。農地や原野山林ですと未登記のことが多いですけど。
地役権設定
平成何年何月何日受付第何号
原因 平成何年何月何日設定
目的 一、地役権者は支持物を除く送電線路を設置し、その保全のため立入ることができる。
二、地役権設定者は送電線路の最下垂時における電線から3.75メートルの範囲内に入る建造物の築造、工作物の設置、竹木の植栽ができない。
範囲 北西部分六角形状に75.24平方メートル
要役地 長野市北尾張部842番
地役権図面第一号 

 地役権図面を取りたいとき、私は上記の「平成何年何月何日受付第何号」「地役権図面第一号」の両記載をして写し交付を申請しています。数年前から郵送でも取れるようになりましたので便利な時代に。
 ただ、注意したいのが上記の記載で「範囲 全部」となっていますと法務局に地役権図面は備え付けられていません。範囲が敷地の一部にかかる場合のみ備え付ける必要があるからです。
 仕事上気をつけたいのが目的欄の記載。上記では目的二に3.75mとありますから、私がいる所(長野県・中部電力)ですと電圧は77,000Vになります。ちなみに0.15m刻み(注)で規定されていて3.6m(66,000V東京電力に多い)、3.45m、3.3mのようにメートル数値が小さいほど送電線の電圧は小さくなります。この数値を専門的には離隔距離といいますが、屋上使用や安全上多めに設定される工事用離隔距離とは区別する必要があるでしょう。
 170,000V以上の超特別高圧になりますとちょっと違って目的二の記載が下記のように。

目的 二、地役権設定者は権利設定地内に建物の築造工作物の設置立木の植栽ができない。

 建物建設だけでなく立木の植栽をも禁止していて、厳しい制限となっています。
 実務上、気をつけなければいけないのが未登記の場合。近くに鉄塔があると気づきますが、ないと送電線ははるか上空を通っていますから気づきにくいと思います。
(注)電気設備技術基準の解釈第124条
3mに35,000Vを超え、10,000Vまたはその端数ごとに15cmを加算
離隔距離=3m+(使用電圧数-35,000V)÷10,000V×0.15m←10,000V未満の端数がでない場合
引用参考文献:「電気設備技術基準・解釈 平成20年版」第124条解釈(177p)東京電機大学出版局編集発行
電気設備に関する技術基準を定める省令(29条・48条参考)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H09/H09F03801000052.html

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