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2010年11月08日 不動産の表示3

 小川村瀬戸川持京(もちぎょう)付近から。北アルプスの白さと紅葉がマッチングしています。写しながら”すばらしいー”と感嘆。景色のいい写真がとれるとブログを更新したくなります。
 ちなみに文献(西山地名考)によると「持京はじきょう(持経)の転である。『持経』とは肌身離さず持ち、絶えず読経する経文のことで、特に法華経をいう。修験者、山伏、法印は修行のため絶えず読誦(どくじゅ)した。」とありますから、修験者たちもこの風景を見て同じ気持ちだったことでしょう。
 この場所の冬版をご覧になりたい方はブログ墳墓地(2007年01月16日)をどうぞ。

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 先日、土地家屋調査士の方と話をしていたら「H20年版の建物認定改訂版がでてますよ」と言われびっくり。サイトですぐに申込書をダウンロードし、注文しました。
財団法人民事法務協会(出版図書)
http://www.minji-houmu.jp/syuppan_tosyo/syuppan_tosyo.html
 建物の表示についてわからないとき「表示登記教材建物認定」の本はとても参考になります。不動産表示登記の取扱いや運用は難しいことが多いので、この本のほかに「Q&A表示に関する登記の実務第1〜5巻」も日頃参考にしています。
 書籍棚に改訂前の「Q&A表示に関する登記の実務上・中・下・続編」がありますが、ここ数年、法令や運用改正が相次ぎ、書籍も続々更新されましたから、そろそろしまう時期にきているようです。
日本加除出版株式会社
http://www.kajo.co.jp/book/index.php?action=genre_id&genre_id=0402

 上記文献(Q&A表示に関する登記の実務第4巻)に下記の設問があります。
「16 マンションに附属する機械室等を建物として登記することの可否
問 賃貸マンションに附属して建築されたガス室、上下水ポンプ室等の機械室は、附属建物として登記することができるか。」
 先例(昭和37・12・15民事甲第3600号民事局長通達)は、「塔屋部分が、機械室のほか、倉庫、事務室等一定の利用目的に供され、そこに生活空間が認められる場合には、当該塔屋部分の全部を、その建物の階数及び床面積に算入する」としています。
 この文献は、上記の反対解釈から「単なる機械室であれば、人貨滞留性が認められないので、マンションの附属建物として登記することはできない。」と結論づけています。
 この先例を知っていませんと不動産鑑定評価上、機械室を単に未登記建物としてしまう可能性があるでしょうか。
 人貨滞留性という言葉、専門的でよくわからないと思いますが、”人”と”貨”に分解してみると単に”人間”や”貨物=物品”の出入りの”滞留性”を指していることがわかります。
 ただ、不動産の表示で難しいのは、マンションは登記できなくても工場、作業所は機械室を附属建物として登記できることが多く、人貨滞留性の判断が難しいからかもしれません。
藤沢市(家屋の評価について・人貨滞留性)
http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/sisanzei/data09406.shtml
<引用文献>
西沢智孝著「西山地名考」42p
財団法人民事法務協会「表示登記教材建物認定(H9年改訂版)」347p,348p
中村隆監修・荒堀稔穂編集代表「Q&A表示に関する登記の実務第4巻」46p,47p日本加除出版(株)

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