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2011年08月08日 災害危険区域2

 前回に引き続き陸前高田市から。津波がガソリンスタンドの看板を傷つけています。あそこまで。
 下記サイトによりますと高さ11.1mの津波は、高さ5.5mの防潮堤(全長2km)を全壊させたそうです。
ニュース47
http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011041201000147.html

20110808-1.jpg

 東日本大震災後、初めて相馬市は、建築基準法による災害危険区域に基づく建築制限条例案を議会に提出(7/19)しました。
財団法人国土技術研究センター
http://www.jice.or.jp/sinsai/sinsai_detail.php?id=1006
http://www.jice.or.jp/sinsai/sinsai_result.php?q=%8D%D0%8AQ%8A%EB%8C%AF%8B%E6%88%E6&t=2

 1960年のチリ地震後、津波対策として盛土により地盤のかさ上げをおこなった町と土地利用規制をおこなった町に分かれました。
・高さ2m(最大3m)の盛土(護岸1500mのかさ上げ含む)をした宮城県石巻市雄勝町(おがつちょう)
・土地利用規制として災害危険区域の指定をおこなったのは宮城県志津川町(合併後、南三陸町)
と北海道厚岸郡浜中町(はまなかちょう)

 下記サイトによると雄勝町は低地に位置していて、高地の宅地適地がないため盛土による宅地造成にいたったようです。
第8章 構造物主体の津波対策の確立とその後
http://www.bousai.go.jp/jishin/chubou/kyoukun/rep/1960-chile%20JISHINTSUNAMI/11_chap8.pdf

 一方、災害危険区域条例の内容は?
南三陸町災害危険区域条例設定条例
http://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/uploads/ftp_common/reiki_int/reiki_honbun/r231RG00000460.html
北海道厚岸郡浜中町の災害危険区域条例
http://houmu.h-chosonkai.gr.jp/~reikidb/display.php?choson_no=155&cd_type=1&link=335901010020000000MH/335901010020000000MH/335901010020000000MH.html
この条例によりますと下記のように規定。
(建築物の建築の制限)
第3条 災害危険区域内においては住居の用に供す建築物は建築してはならない。但し、次の各号に掲げる建築物については、この限りでない。
(1) 季節的な仮設のもの
(2) 主要構造部(屋根及び階段を除く)を鉄筋コンクリート造又は、これに準ずる構造とするもの
(3) 基礎コンクリートとし、その高さを防潮堤の高さと同等以上とするもの
(4) 地盤面の高さを防潮堤の高さと同等以上とした地盤に建築するもの

 基礎をコンクリート造にして高さを防潮堤と同等以上とするか、地盤面の高さを同等以上とすると住宅が建てられるように規定しています。ただ、防潮堤の高さが4〜5mにもおよぶ場合、そこまで地盤面や基礎を上げなければなりませんから実質的・採算的に住宅の建築は不可能に近いと思います。
 水害地帯には、1階作業所・車庫・物置、2階住居といった建物は見受けられます。それでも高さは2mから2.5m以下でした。それだけに災害危険区域に住宅を建てるのは難しいようです。
 また、続きは次回に。
三陸海岸都市の都市計画/復興計画史アーカイブ
http://www45.atwiki.jp/sanrikuplanning/pages/36.html

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