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2011年08月21日 松林2

4年前に写した天橋立(あまのはしだて)のようす。ここは松林(クロマツ)で有名な所です。
日本三景:http://nihonsankei.jp/hashidate.html

20110820-2.jpg

クロマツ(雄松)は、文献(緑化樹木ガイドブック)によると”耐潮性に極めて優れ、海岸線の高木として最前線で用いられる。防風林(築地松)としても使われる。根回しにより大木の移植も可能"の性格を有しています。また、成長が早いのも特徴とか。
 同じマツでもアカマツ(雌松)は、内陸部に多く生え、環境への適応性が低い(移植がやや難しい)のと比べ大きな違いです。
マツ:http://stewartia.net/engei/tree/Matu_ka/matu.htm
 そういえば作家吉村昭氏は、文化講演会(CD)で「作家は、現地に生えている木がマツだとしたらアカマツかクロマツか確認しなければならない」と言っていたのを思い出しました。
 羽衣伝説によると天女が羽衣をかけた木は松でした。天女ですから種類はアカマツ(雌松)でしょうか?
羽衣伝説:http://www.city.shizuoka.jp/deps/kanko/tabi_miho_guide1.html 
 また、戦国時代、城にはマツが多く植えられました。これは籠城(ろうじょう)の際、マツの皮を食べるためといわれていて、三木城の籠城で実際に食べられたようです。
 このマツはクロマツ、アカマツ?
 城のある三木市の木はマツ、近くの加古川市の木はクロマツ。市の木を見てみればアカマツは沿岸部、アカマツは内陸部に比較的多いようです。
<市の木>
クロマツ:石巻市、気仙沼市、小田原市、稲沢市、安城市、市川市、井原市、潟上市(かたがみし)、高松市など
アカマツ:北杜市(ほくとし)、会津若松市、八幡平市(はちまんたいし)、駒ヶ根市(こまがねし)、伊賀市など
 でも岡山県や山口県は県の木をアカマツとしていますから区別は難しいですね。
城の松:http://www.union-net.or.jp/cu-cap/sironomatu.htm
秀吉の足跡(播州三木合戦)
http://www14.plala.or.jp/niu_yamada/hideyoshi.htm

 統計上※、マツの生産高は全体(針葉樹)の5.4%にすぎませんが、なくてはならない存在のようです。
針葉樹全体14,975千立方メートル
内訳
あかまつ・くろまつ815千立方メートル(5.4%)
すぎ8,755千立方メートル(58.5%)
ひのき1,886千立方メートル(12.6%)
からまつ2,297千立方メートル(15.3%)
えぞまつ・とどまつ989千立方メートル(6.6%)
その他233千立方メートル(1.6%)
※平成20年木材需給報告書・素材需給の動向・素材生産量のデータによる
農林水産省(素材生産量)
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001076364
 ふと、実家の庭にあるアカマツとクロマツを思い出しました。私が家を買った際、父が実家のアカマツを私の庭へ移植しようとして断念したことを。最近、昔を思い出すことが多くて。
<引用・参考文献>
財団法人日本緑化センター・社団法人日本植木協会編「緑化樹木ガイドブック」36p,37p財団法人建設物価調査会
鈴木庸夫著「樹木図鑑」229p,日本文芸社
<参考サイト>
百科事典ウィキペディアの各市
日本三大松原とは?
http://homepage2.nifty.com/Nijino_Nanafusigi/oneofthree.pdf

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