社長ブログ

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2006年03月01日 建物解体撤去

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ビル取壊しのようす。(H16/10/25撮影)
 平成14年5月30日から「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」が全面施行となり、分別解体と再資源化が義務づけられ、建築物の解体にあたっては従来のミンチ解体から分別解体へ移行しました。
 平成13年頃まで、重機で家を押しつぶしたりしていましたが、今は瓦、ガラス及び内装材を人が1枚1枚手作業で取り外したりしています。解体専門業者の話では、天井材によく使われる石膏ボード類は数が多く1枚1枚紙をはがしたりしなければならないので特にたいへんとのこと。解体したものを安定型処分場で処分できるもの(注1)と安定型処分場で処分できないもの(注2)に分け、中間処理(破砕・焼却等)後にそれぞれの処分場に運搬廃棄。
 ところが、この処分場、どこも一杯のところが多く、また、運搬にあたって解体場所の近くにあるとは限りません。特殊なものだと県外に運搬することも。
 わたしは、たまにビルの解体撤去や廃棄物撤去の見積りを専門業者に依頼することがあるほか、自動車販売員の方に車撤去費用の見積りを依頼することもあります。前、評価する土地に多数の自動車やトラックが放置されていましたので、撤去費用の見積りをお願いしたら、「60kmくらい先に処分場があってそこまで持って行くので運搬費用もよけいにかかるよ」と言われたことがありました。こうした解体・撤去費用の見積り(評価書には未記載)は、依頼者に対し説明できるほか、わたし自信の勉強になります。
 長野県が出している「建築物等解体工事マニュアル」には、工事別仕様として具体的な撤去方法が記載されています。例えば、下記のように。
<内部設備器具等付属物の撤去>
冷凍機、空調用冷凍機等に仕様されているフロン類は全て回収し、分解処理
汚水排水管及び排気ダクトは洗浄等により無害化を行う
蛍光灯の撤去にあたっては、水銀の漏れに十分注意し、適正に処理
PCBについては、特別管理産業廃棄物であり、現行では処分不可なため適切な保管
ボイラー、ポンプ、クーラー、電気、制御盤類等再使用可能なものは先行して取り外す
盤類は素材ごとに分けて(銅、鉄、アルミなど)リサイクルを推進)
<アスベスト撤去>
吹き付けアスベストがある箇所の解体は、大気汚染防止法、労働安全衛生法等の法律を遵守し、解体に先立ってアスベスト除去をおこなうこと。
Pタイル、石綿版、岩面吸音版、石綿スレート、配管・ダクトのシール材にはアスベストが含有されているので、関係法規等を遵守して撤去・処分

 不動産鑑定士は解体撤去の知識も必要。それにしてもこの職業、覚えることの多いような気がします?
(注1)コンクリートがら類、ガラスくず、金属くず、金属加工くず等
(注2)汚泥、金属くず(有機性のものが付着)、陶器くず、廃石膏ボード(ただし、付着している紙を取り除いた場合の石膏は安定型処分場で処分できる)、木・紙くず、廃油、繊維くず等
参考資料:長野県「建築物等解体工事マニュアル」
解体工法研究会「新・解体工法と積算」財団法人経済調査会

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