長野市中条日高の栗林集落付近(昨年11月撮影)から。北アルプスをバックにしたリンゴ(フジ)が美しく。
先日、小布施町の統計資料を見ていましたらなつかしいリンゴを発見。
旭(あさひ)、印度(いんど)、国光(こっこう)、ジョナゴールド。この名前に懐かしさを感じる方は47歳程度以上でしょうか。
小布施町統計資料(H22年版)によりますと平成21年度のりんごの品種別栽培面積は以下のとおり。
1位:ふじ137ha
2位:つがる52ha
3位:秋映(あきばえ)15ha
4位:シナノゴールド12ha
5位:王林(おうりん)8ha
6位:陽光(ようこう)7ha
統計上、昭和50年以降祝(いわい)、旭、印度、昭和55年以降国光が姿(1h未満)を消します。
昭和50年の同栽培面積は以下のとおり。
1位:デリシャス系(推測デリシャス・ゴールデンデリシャス)116ha
2位:紅玉110ha
3位:ふじ87ha
4位:つがる25ha
5位:国光13ha
昭和55年になると
1位:フジ157ha
2位:つがる81ha
3位:デリシャス系66ha
4位:紅玉57ha
昭和60年になると紅玉(10ha)は王林(23ha)に抜かれ、平成13年に紅玉はランクから姿(1ha未満)を消します。その後、平成20年までランク外でしたが、同21年から5haにまで栽培面積が急激に拡大します。すっぱいリンゴが見直されてきたのかもしれません。
これから紅玉が本格的に出回る季節。私は紅玉が大好きで毎年楽しみにしています。
前に都会の人に紅玉を送ったら「すぐにジュースにしました」と言われがっくり。確かに紅玉はアップルパイやお菓子にしやすいから当たり前なんですけど。
フジは国光とデリシャスの交配品種。それにツガル(ジョナゴールドも)はゴールデンデリシャスと紅玉、王林はゴールデンデリシャスと印度の交配品種。市場から消えた国光、印度は姿を変え生き続けています。
いつも買うリンゴ屋さんが「ジョナゴールドの木は一本だけあるんですよ。販売用というよりどうしても欲しいという人がいるので」と言っていました。
人それぞれ、リンゴに寄せる思いは違うようです。
<参考サイト>
JA全農長野(果物一覧:フルーツ)
http://www.nn.zennoh.or.jp/farm_products/fruits/list/index.html
まちネタあれこれ(千曲市観光情報サイト)
http://tanalog.com/chikuma-others/2007/03/07/1173236485891.html
リンゴ(百科事典ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B4