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2006年03月03日 急傾斜地崩壊危険区域

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飯綱町(旧牟礼村)にある北国街道沿いの土地(H18/2/23撮影)、看板の奥、崖下に鳥居川があります。江戸時代、この土地はもっと広かったのですが、川の浸食により数十メートルほど狭められたようです。
 この辺は急傾斜地崩壊危険区域に指定。急傾斜地崩壊危険区域とは、急傾斜地崩壊危険箇所のうち、法律に基づく指定を受け、防災対策を進めている斜面をいい、急傾斜地崩壊危険箇所とは、傾斜度が30度以上、高さが5m以上の急傾斜地で、がけ崩れが起きた時に人家5戸以上または公共施設に被害が予想される箇所をいいます。この危険箇所が全国で最も多いのは広島県、次いで多いのは長崎県、高知県とつづき、長野県は13番目。指定区域内にはその旨を示す標識が設置されています。この区域は斜面だけでなく、周辺の平坦な土地も含めて指定されることが多いですので、がけ地から離れているから大丈夫というわけではありません。
 また、指定は上記の要件を満たす必要最低限に限られていますので、周辺のがけ地を含む斜面にも注意が必要。どうみても危険だと思われても要件に該当しなければ指定は見送られていることがあります。
 急傾斜地崩壊危険区域に指定されると通常、公共の費用(昔は所有者の費用)で必要な擁壁工事等をします。ある地域では広いため第1期、2期、3期と数年ごとに工事をしている箇所が存在。区域内で建築物を建てるのは知事の許可が必要です。
 ところで、自分の住んでいるところが、これに指定されていることを知らない人も多いのではないでしょうか。実際、市町村に聞くと管轄外であるので県の土木事務所や建設事務所に行ってくれと言われ、行くと担当者が外出中で詳細はわからないなんてこともよくあります。
 長野市の場合、地域防災計画で市民に対する情報提供として、避難場所・公共施設・給水施設など防災関連施設のほか、土砂災害の危険区域・危険個所などを掲載した「防災マップ」を作成し、全戸・全事業所へ配布。これには区域だけでなく、危険箇所まで表示されているので調査においてたいへん重宝してます。こういったマップや図面を整理し、いつでも見られるようにしておくことが大事かもしれません。
長野県:http://www.pref.nagano.jp/doboku/sabo/kanri/sitei.htm#
急傾斜地崩壊危険区域:www.mlit.go.jp/river/sabo/panf/landslide/03-04.pdf

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