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2006年03月09日 酸性川

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高山村と須坂市を流れる松川のようす(H18/3/7撮影)、川石の表面が赤いのはサビの色。この川は酸性が強く、魚はまったくいません。
 市誌によれば「須坂市には百々川、米子川、松川などの酸川が集中しており、全国的にみてもこれほど酸性川が集中している所は例を見ない」とのこと。
 川の上流の山々に米子川は明治時代に栄えた米子硫黄鉱山跡、松川に注ぐ樋沢川は高井鉱山・小串鉱山跡等といった硫黄、鉄、銅などの鉱山があることも影響し、これら鉱山(現在閉山)から流れ出る物質は川に入って酸性へと変化。鉱山付近ではPH= 2.0前後といったトイレ洗剤以上の強酸性の水が流れている場所もあるようです。
 この酸性川をかんがい用水として利用する場合、耕土の堀取り等酸性土壌の改良や貯水池を造り鉱毒を少しでも減らす工夫が必要。先人の苦労がしのばれます。近くでは千曲市桑原地区を流れる佐野川も強酸性川として有名。
 ちなみに、下記ホ−ムペ−ジによればPHが低いほど、酸性が強くPH3.0未満を酸性、PH7を中性といい、PH1.8〜2.0胃液、PH2〜3レモン汁、PH4〜4.5ビール、PH5.6酸性雨、煎茶5.8、石鹸水9〜10とのこと。水道水や河川水はPH7程度、PHが6.5以下だと魚が住みにくいようです。このような数値があるとイメージしやすいですね。
 環境白書によれば「酸性雨により、湖沼や河川の酸性化による魚類等への影響、土壌の酸性化による森林への影響、建造物や文化財への影響等が懸念されている」とのこと。
 知らない間に、建物の屋上や屋根へ被害が生じていることもあり、屋上の陸屋根はアスファルト防水だから絶対大丈夫というわけにはいかないようです。
 不動産鑑定士は建物調査にあたってビル屋上も調査します、建物によっては亀裂が大きく入っていたり、草があちこち生えていたようなこともあります。
ペーハー(PH)とは?:http://www.gokkun.com/ph.htm
平成17年度版環境白書:http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/h17/html/kh0502020100.html
参考文献:須坂市誌、更埴市誌、平成17年度版環境白書
追伸
明治コンサルタント衢佑茲蝓長野県WEBGISマップの存在を教えていただき、早速試してみたところ、大感激。土壌汚染関連サイトのJSSGインフォメーション(JOMO)も参考になり、ありがとうございました。知らないというのは怖いものです。

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