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2013年06月15日 頭脳対決

 写真は以前よく対戦していたチェスマシーン(NOVAG製PRIMO)、見るのも久々。
 もう20年弱前に大学チェス部の友人から勧められて購入したものです。レベル4くらいまで進みましたが、あまりに強すぎるので飽きてしまい、物置に眠っていました。最高レベルは44で日本チャンピオンでも勝てないようですが・・・。

20130615-1.jpg

 先日(3月23日〜4月20日)、将棋において人間(プロ棋士)VSコンピューターの戦い(第2回電王戦)がおこなわれ、コンピューターが3勝1敗1分と圧勝しました。
電王戦
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/140/140034/
 最終局のコンピューターは、東大にある679台のマシンを繋ぐ大規模クラスタで将棋プログラムを動かすGPS将棋でした。
 最終局の棋譜を並べて感じたことは、コンピューターの”薄くきれそうな攻め”。
棋譜や詳しいことは月刊雑誌「将棋世界6月号・7月号」に掲載されています。
日本将棋連盟
http://www.shogi.or.jp/publish/sekai.html

 コンピューターが勝ち越した時、チェス世界王者とコンピューターの戦いをふと思い出して、当時NHKで放映したBS特集番組(1997年11月世紀の頭脳対決)のビデオを見直しました。
 1997年(平成9年)、IBMのスーパーコンピューター「ディープブルー」(チェス専用32台?分のコンピューター・以下ブルーと表示)が、当時チェスの世界王者カスパロフ(アゼルバイジャン・当時12年間世界王者に君臨)と対戦して2勝1敗3分と勝ち越しました。
 前年、カスパロフがブルーに3勝1敗2分と勝ち越していましたから、IBM側はメンツをかけて開発(専属研究者5人+元全米チャンピオン・過去100年の棋譜をデータベース化)を進めてきました。
 将棋と違い、取った駒が使えないチェス(世界戦)では、”終盤に局面が単純化”することから引き分けが多くなってしまいます。したがって、世界戦では不利な後手で引き分けをねらい、先手で勝ちを狙う方法がよく取られます。

 ブルーが2局目36手目に指した手は、世界中を驚かせました。
 1秒間に2億手先まで読むことができるブルーは、盤面点数計算において最も高い8手目(87点)が9手目(79点)、10手目(74点)に徐々に下がっていくことに疑問を持ちました。
 8手目はクイーンが敵陣にもぐり込む手で、それはカスパロフの仕掛けたワナでした。 この手ですと11手目に大きく点数(48点)を下げるのでブルーはあきらめ、11手目に最も高い点数(63点)をつけた手を探し出して、逆算した手(ポーンの移動)を指して勝利しました。
 この逆算する手、つまり次の手が一番いい手でなくても将来いい手ならば採用するという発想は、開発者も全く予想していなかったことで、後にコンピューターが”知性を持った”と報道されました。
 数手先の未来で戦っているのですから、SFのようなすごい世界です。
 最後の試合は、カスパロフが混乱していたためか、あっけなくブルーの圧勝で終わりました。その模様は下記サイトに詳しく掲載されています。
・・・花鳥風月・・・(人間対コンピューター)
http://silver.ap.teacup.com/okutin62/983.html
 ”もう人間には負けない”と分析(思考記録)したIBMは、この戦いの後、プログラムの開発を止めてしまいました。
 チェスの世界大会でもコンピューターのヒドラは2004年・2005年と世界トップクラスを相手に無敵の強さを誇り、その後開発が中止されました。
ヒドラ(チェス)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%89%E3%83%A9_(%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B9)

 将棋では、来年も人間VSコンピューターの戦いがおこなわれるようですので楽しみです。今回、冷静沈着なコンピューターもミスをしていて、最終局でも”あれ”と思うような手を指してましたからポカ(バグ?)はどの世界にもあるのかもしれません。
<参考サイト>
コンピューターチェス カスパロフ対ディープブルー
http://www.ne.jp/asahi/box/kuro/report/deepblue.htm
カスパロフ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%AD%E3%83%95
日本チェス協会
http://www.jca-chess.com/
はじめてのチェス
http://www.standbyyou.com/hajimete/index.html

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