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2013年10月02日 お冷や

 長野市平柴の山間部から。近くには王子製紙を築いた藤原銀次郎の出身地、藤原簡易水道記念碑、よくお参りする旭山観世音があります。
 そういえば藤原銀次郎のことは、協会誌「鑑定しなのNO.16」(信州をルーツとする福沢諭吉と夏目漱石)で取り上げてました。長文(17,000字)すぎて誰も読んでないようですが・・・。

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 先日、医師兼作家篠田達明氏の「歴代天皇のカルテ」を読んでいましたら、御所ことばの一般化(普通語)したものが載っていました。
 参考文献に「御所ことば」がありましたので図書館から早速借りてきました。
 この文献によると
”一般語化した御所ことば
一般語としても用いられるほど広まった御所ことばとしては、杓子を「しゃもじ」、髪を「かもじ」、腹を「おなか」、「すし」を「おすもじ」、強飯を「おこわ」、「水」を「おひや」、うまいを「おいしい」その他がある。”
また、同文献からほかに一般語化しているものを探してみますと
”頭=オツム、甘鯛=グジ、かき餅=オカキ、すまし汁=オツユ、飯櫃=オヒツ、味噌汁=オミオツケ”
がありました。
それに
”御所ことばの語構成上の特徴としては、接頭辞「お」による構成、接尾辞「もじ」による構成が多数を占めていることである。”
とありました。確かにことばの最初に「お」がつく言葉は多いので、御所ことばを疑ってみる必要がありそうです。
例:お土産物、お雑煮、おむすび、おじや、おかゆ

落語「八五郎出世」に殿様と大工職人の間にこんなやりとりがあります。
お殿様「ササは食べるか」
大工の八五郎「貧乏してきていろいろな物を食べたけど。トラじゃないからササは食べません」
家来「ササは酒のことじゃ」

同文献によると殿様が言ったササは、
”ゆどの・躾書・女中・女言・女詩・草・女官・隠語(江戸時代)『撈海一得』上に「今女の言に酒をささと云う”
とありました。
女中用語(公家用語)の一種だったようですから、長年のひっかかりが解消されました。
<引用文献>
篠田達明「歴代天皇のカルテ」新潮新書
井之口有一・堀井令以知「御所ことば」19p,25p,114p〜120p,昭和49年
立川志の輔「志の輔らくご 両耳のやけど3 −八五郎出世」CD

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