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2016年08月06日 農地の境界

先月、私が所有している田の境界立会がありました。
 図Xのように水路(排水路)が斜面(法面)の下を流れています。
 境界として下記が考えられます。
 ア 斜面(法尻)下
 イ 石垣の裏
 ウ 斜面(法面)の中心
 エ ※田面(たづら)を延長した部分
   ※田面とは田の表面をいいます。

20160806-1.jpg

 上記のメリット、デメリットは?
 ア 石垣が崩れた時の復旧は自己費用のケース
 イ 石垣が崩れた時、復旧は公共負担。畦畔面積減少するケース
 ウ 畦畔面積が減少するケース
 エ 畦畔面積大幅減少。田面が異なる場合図Zのようにありえるケース

 最終的に立会いではイで決着しました。
 測量する土地家屋調査士によるとウのケースは地域によってあるそうで、エは畦畔の維持管理が容易な感じ。
 斜面下が境界と思っていましたから、境界もいろいろあることを実感しました。
そういえば畦畔のことを拙著「Q&A農地の評価」Q38水田の畦畔率で記載していました。

 なお、YZは「昭和42・5・31関財財調〜56 関東財務局長から各財務部長、出張所長あて〇参考図 道水路等公共物に接続している国有畦畔の一般的例示」のい鯣歓莢湛した図です。それによると下記記述があります。
 Y 「上の場合、いずれも水路畦畔であるから、田の所有者の占有は認められない。したがって、畦畔の法尻(のりじり)が左右の田との筆界である。」
 Z 「上の場合、A畦畔については田面を延長した部分までについて田の所有者の占有を推定する。B畦畔は水路畦畔であるから、田の所有者の占有は認められない。」
<引用文献>
北條政郎・伊藤暢康・江口滋・名倉勇一郎「境界確認・鑑定の手引−鑑定事例と裁判事例−」pp.80-81,新日本法規

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