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2006年03月20日 ため池

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長野市篠ノ井有旅(うたび)にある有旅大池付近(H18/1/10撮影)
 この池はため池、近くに湧水がなく雨水をためるため水量が不足し、昔は厳しい水利慣行がとられていたようです。
 長野県土地改良史によれば、「有旅大池は戦国時代のころの築造で、文化年間(1804〜18)に改修されたと伝承されている。」また、「この地区は丘陵地にあり、集水面積が狭いうえに降水量1000mm未満のため灌漑用水源となる沢・河川が少ない。しかし、個人・共有・土地改良区あわせて448(個人387,共有59,土地改良区2)のため池があり、ため池灌漑が普及しているため水田率(1950年)が非常に高い。」と記述。地図で見ると確かに小規模ため池は無数のように見られます。
 減反や米の生産量調整の影響から水田が減少してもため池や灌漑用水等農業用水利の維持管理は続けていかなければならず、農業者の減少や高齢化など社会情勢の変化は、農業用水利の維持管理をますます困難にしていると思います。
 最近、ため池の機能の一つとして洪水や水防等自然災害からの防災機能としての位置づけが重視されつつあるのも時代の流れかもしれません。
 ちなみに、不動産登記規則第99条に「池沼」と「ため池」があり、登記実務上、灌漑用の用水貯留池を「ため池」としています。小規模な沼地ですと、池沼なのか、ため池なのかわからないこともあり、人工的に造られたかどうかではなく、その目的が灌漑用なのかを重視するようです。
 昔、仕事で大規模開発地にある調整池の地目が「宅地」となっているのに驚いたことがありました。大きな面積にもかかわらず。
参考文献:財団法人民事法務協会「地目認定」、長野県土地改良事業団連合会「長野県土地改良史第一巻歴史編」

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