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2006年03月23日 水門

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長野市戸隠と信濃町の境付近、戸隠連峰をバックにした水門のようす(H18/3/16撮影)
 土地改良や水防にはかかせない施設に水門、樋門、樋管があります。しかし、これらは一般にほとんど知られていません。
 百科事典Wikipediaによれば「水門は水の流れや量を制御し、高水時には堤防としての機能をもつ」また「樋門や樋管も水の流れや量を制御し、高水時には扉を閉じて堤防としての機能を持っているが、堤防の中に管渠(水路)があるところに設置されるものを指す。つまり、水路の上に盛り土がされている状態のものが一般的に樋門や樋管と定義される。」と説明。
 水門と樋門は規模の違いかなと思ってました。こういうとき百科事典は役に立ちます。
 最近、水門や樋門は洪水対策で設置されることが多いようです。不動産鑑定士にとって水門を含む河川敷の評価はまずありませんが、水門がなぜ、そこに設置されているのかは理解しておく必要があるでしょう。なぜなら過去に支流の川で水害が起きたため、樋門の設置をしたり、改修工事を実施した例(注)があるからです。昔、かけだしの頃、評価対象地の近くに水防倉庫があり、何の施設だろうと思い近くの人に聞いたら「水害があったので造った」と言ってました。過去に水害があれば、行政や土地改良区等は何かしらの水害対策を講じていることが多いでしょう。何げない施設が評価上の重要なポイントとなったことも珍しくありません。
 ところで、こういった水門や樋門周辺をよく見るとゴミがたまっていたり、施設自体が老朽化しているのもありますから維持管理はたいへん。前に樋門管理の関係者に聞いたら「ポンプの入替え(容量増設等)や水路補修工事等一般の人が目に見えない箇所の維持管理も多いんですよ」と言ってました。
最近、息子(小学生3年)がひもん(樋門)、とうしゅこう(頭首工)等の専門用語を言うのでどうして知っているのか聞いたら社会の勉強で「水路の研究」をしたとのこと。分水工を見に行ったり、水路をたどったりしたほか、何人かの水防専門家からも話を聞いたそうです。子供だからと言って侮れません。
(注)昭和56,57年の水害により長野市篠ノ井にある岡田川樋門の改修工事(流下不足解消)が実施

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