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2006年03月27日 地下水採取規制

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戸隠連峰のひとつ、西岳付近のようす(H18/3/16撮影)、前にブログで近くを紹介(3/7,8)
 西岳は東側の戸隠山とともに平安時代から修験者の山として知られています。下記文献(歴史の道調査報告書)によれば、「鎌倉・南北朝期、戸隠山に天台本山系列の霊窟32、西岳に真言霊窟15あり、霊窟を一巡するのに五泊要した」とか。修験は本来、入峰修行によってのみ即身成仏の境に至るものと信じられていたそうですから、つらくはなかったでしょうね。
 戸隠にきたとき、必ずといっていいほどここで戸隠連峰を一望しながら休憩。ほとんど知られていないのでいつも一人。昼は近くでそばを食べ、中社付近を探索、帰りは温泉というふうに行きたいのですが、いつも調査を優先し役所や管理者へ直行となってしまいます。でも東京では味わえない感覚でしょうか。
 ところで、戸隠村は長野市と平成17年1月1日に合併。旧戸隠村には上水道はなく全て簡易水道(井戸等)であったため水の確保に苦労した歴史があります。
旧戸隠村自然保護条例により地下水採取は厳しい制限、その抜粋はいかのとおり。
 第3章 地下水の規制
 (地下水採取の制限)
第15条 地下水を採取するため、井戸を掘ろうとする者は、村長の許可を受けなければならない。
第17条1項 村長は、前条の許可の申請があったときは、審議会の意見を聞き、別に定める基準に適合しているときは、許可するものとする。また、同条例施行規則第5条(4)では条例第17条1項に規定する許可基準は次に定めるところによるとしている。
 (1)(2)省略
 (3)他の水をもって代えることが困難なこと。
 (4)既設井戸との距離が500m以上はなれていること。

 この中で注意しなければならないのが、第17条1項(4)の規定。つまり、既設井戸のある家があったら500m以上離れていなければ新しく井戸は掘れません。この程度の距離が必要なのは、既設井戸が枯れてしまうおそれがあるからでしょう。山間部は私設簡易水道が多いので、水道引込みの難易は注意する必要があります。
 ちなみに、飯綱高原を対象とした長野市自然環境保全条例施行規則第6条、別表第1、6では井戸を掘削する場合、既存の井戸から300m以上離すこととしています。
 だいぶ昔、戸隠村山林評価の仕事がありました。山林の中にぽつんと建っている別荘があり、井戸水を使用。隣が対象地、この土地に当然ながら井戸は掘れませんし、簡易水道管理者である区の同意を得られませんので引込みもできません。水道が引き込めなければ倉庫や物置にしか使えないので評価がどうなったのか言うまでもないでしょう。
 地域によって水はいまだに貴重、戸隠そばがおいしいのはこの水と言われる由縁?
参考文献:戸隠村誌、長野県教育委員会編「歴史の道調査報告書X此X察弯毎書籍印刷
追伸
3/20 長女の高校合格でほっと。
3/22 デビューから熱狂的ファン、古内東子さんのコンサートで東京(お台場Zepp Tokyo) へ。終電に間に合わなかったのでビジネスホテルに一泊、翌朝一番の新幹線で長野に帰りました。コンサートには私みたいなおじさんが何人かいたのでほっと。まだまだ
若い?

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