写真は昨日と同じ、あんずの里。ここに高層建物の建つ心配はないでしょう。
今日は高度地区の話。
東京都新宿区は高度地区を変更し、建築物の絶対高さ制限を規定。高さは地域により20〜60m。
http://www.city.shinjuku.tokyo.jp/division/400100toshikeikaku/index2.htm
神奈川県小田原市は、なんと市街化区域全域に高度地区(1低専除)を指定。商業地域も高さ制限31mとしたのは小田原城周辺でのマンション開発が相次いだことが背景にあるようです。それにしても工業専用地域にまで高度地区とは。住宅地に隣接しているためでしょうか。
http://www.city.odawara.kanagawa.jp/c-planning/urban-d/koudo.html
実務上、高さ制限を規定するのによく用いられるのが高度地区。これを1〜5種ぐらいに分けて用途地域ごとに指定して運用していることが多いと思います。この高度地区とは都市計画法に基づく地域地区のひとつ。市街地環境の維持のため、建築物の高さの最高限度を指定する場合と、土地利用の増進を図るため建築物の高さの最低限度を指定する場合があります。
長野市もここ数年、マンション建設が盛ん。最近は、都心部から郊外、特に幹線道路沿いのものが目立ちます。例えば、国道18号沿いは準工業地域に指定されているところが多いこともあって、高層マンションが多くなりました。
幹線道路沿いの準工業地域は、日影規制や高さ制限の緩やかなこともあって高層建物が建ちやすいほか、ほとんどの用途(キャバレーやダンスホール等はだめ)も大丈夫。
高層マンションが増えるということは、今後国道の渋滞が心配?